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引き続き、立命館守山高等学校の先生方からの実践報告をご紹介します。今回は、第2学年英語コミュニケーションIIをご担当の大矢訓史先生からの、生徒の創造性を最大限に引き出す活動です。
テーマは「生成AIで自分の英語をチェック&仮想空間を創る」です。生徒が思い描くオリジナルの仮想空間をAIで視覚化し、それについて英語で発表するという活動で、ライティングの添削から発音矯正までを包括的に行います。
この活動のねらいと準備
この活動のねらいは、以下の通りです。
- ChatGPTで仮想空間を作成し、それについて英語でプレゼンテーションを行う
- 文法エラーを正す
- 発音の向上
使用するAIはChatGPTで、費用はかからず無料で実施できます。
具体的な活動の展開
活動は、アイデアの創出から発表まで、以下の4つのステップで展開されます。
- イメージの生成 自分が思い描く「こんな空間あったらいいな」というアイデアを元に、ChatGPTで仮想空間のイメージを生成します。
- 原稿作成と添削 理想のイメージが完成したら、それを英語で発表するための原稿をChatGPTに手伝ってもらいながら作成し、添削してもらいます。
- 発表練習と発音矯正 添削後の原稿を元に、何度も発表練習を繰り返します。ChatGPTの音声認識機能を使い、AIに正しく認識されるまで練習することで、発音の誤りを特定し、修正します。
- グループ発表と質疑応答 生成したイメージをグループ内で見せながら発表します。発表後には「この空間では他に何ができる?」といった質疑応答や意見交換も活発に行われたそうです。
ちなみに、下の画像は、ある生徒が「バスケット、読書、勉強、ライブ観戦」をすべて実現できる場所として生成した、非常にクリエイティブな仮想空間です。
生徒が作った「バスケット、読書、勉強、ライブ観戦を実現する場」のイメージ
この実践から見えたこと
大矢先生は、この実践を通して「生成AIは、自分が本当に表現したい!を助けてくれる」と実感されたそうです。
ポイント
- 英語だけでは伝えきれない細かなニュアンスを視覚イメージが補うことで、より「伝えたい!」という気持ちが伝わるようになります。
- 文法的な誤りを具体的に指摘してもらえるため、正しい英語をインプットしながら、同時に発音矯正もできる点が非常に効果的です。
生成AIが広げてくれる可能性
- これまで表現しきれなかった部分をAIがサポートしてくれることで、よりオリジナルなアウトプットが可能になり、学習者のモチベーションも向上します。
- 例えば、教科書の続きを仮想の物語として創作し、それに合わせたイメージを生成することで、レッスン内容への没入感を深め、創造性を育むことにも繋がると、大矢先生は指摘しています。